【小学生でも要注意！】足の裏の痛み「足底筋膜炎」とは？接骨院でできる対処法

足底筋膜とは、足の裏にあるかかとから足指のつけ根にかけて張っている膜状の組織です。

この部分に炎症が起こり、痛みが出る状態を「足底筋膜炎」と呼びます。

小学生に多い症状の特徴：
・ 起床後、最初の一歩でかかとや土踏まずに痛み
・ スポーツ中やその後に足裏がズキズキする
・ 歩き方がぎこちなくなり、かかとをかばうようになる

① 成長期の骨と筋肉のバランスの乱れ
急激に身長が伸びる時期は、筋肉や腱が骨の成長についていけず、負担がかかりやすくなります。

② 運動のしすぎ（オーバーユース）
サッカー・バスケット・体操・陸上など、ジャンプや走る動作の多いスポーツで足底に負担が集中します。

③ 足のアーチ（土踏まず）の未発達
成長途中でアーチ構造がまだ完成していないと、足裏に均等に負荷がかからず炎症が起きやすいです。

④ 合わない靴
サイズが合っていない靴や、クッション性の少ない靴も原因となります。

当院では、小学生の足底筋膜炎に対して以下のようなアプローチを行っています。

✅ 炎症の軽減（物理療法）
痛みや腫れが強い場合は、超音波治療や電気療法で炎症の鎮静を促します。

✅ 足裏〜ふくらはぎの柔軟性改善
足底筋膜やふくらはぎ（下腿三頭筋）が硬いと、かかとに強い負荷がかかります。
ストレッチ指導や筋膜リリースで柔軟性を高めていきます。

✅ テーピングやインソール指導
アーチを支えるテーピングや、必要に応じて子ども用インソールの提案も行います。
運動時の負担を軽減し、再発予防に効果的です。
足整療法士が在籍しており、インソール（足整板）を作ることもしております。

✅ 姿勢や歩き方のチェック
足だけでなく、全身のバランスや姿勢のクセを確認し、必要があればトレーニングも行います。
メディカルポール歩行教室も毎月開催しております。子どもから大人まで参加可能です。詳しくはお問い合わせください。

・ 運動の一時中止または制限（無理は禁物）
・ アイシング：運動後にかかとを冷やす（10〜15分）
・ ストレッチ：ふくらはぎ・足裏を中心に軽めに行う

症状が軽いうちに対応すれば、長期化せず改善するケースが多いです。
しばらくすると治るかなと思って、症状が悪化している患者様が多くいます。

・ 数日休んでも足裏の痛みが取れない
・ 朝の一歩がつらく、歩き方に違和感がある
・ スポーツ中や後に「また痛くなる」ことを繰り返している
・ 痛みで運動を嫌がるようになっている

成長期の痛みは放っておくと慢性化したり、歩き方のクセが残ることも。
少しでも違和感があれば、早めにご相談ください。

お子さまの「足の痛み」は、本人がうまく伝えられなかったり、「成長痛かな」と見過ごされがちです。

しかし、足底筋膜炎のように早期に対応すれば改善が早いケースも多くあります。
当院では、スポーツを頑張る子どもたちを全力でサポートしています。

保護者の方も気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。

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